この時がついにやってきました。Dead by Daylightではチャプター間アップデートを実施し、育成システムのアップデートやパークのバランス調整など、6周年記念配信で発表した数々の大型アップデートを実装しました。
チャプター間アップデートの正式なリリースに伴い、主要な変更の概要をお知らせします。先に伝えておくと、今回のアップデートはかなりの大変革となるでしょう。
育成 & プレステージ
最初の3つのプレステージレベルに到達すると、選んだキャラクターのパークに相当するティアがすべての殺人鬼もしくは生存者で解放されます。今後は、プレステージレベルが上がった際にパーク、アイテム、オファリング、アドオンが手元に残るため、もっと気軽にさまざまな装備の組み合わせを試すことができます。
例えばトラッパーのプレステージがレベル1になると、ティア1の「興奮」、「不安の元凶」、「野蛮な力」が他の殺人鬼全員で使用可能になります。これには、今後新たに追加される殺人鬼も含まれます。トラッパーのプレステージをレベル2、レベル3に上げると、これらのパークのティアもティア2、ティア3というふうにそれぞれ上がります。トラッパーのプレステージをレベル1のまま維持する場合、彼のパークのティア2がすべての殺人鬼のブラッドウェブで解放可能になります。
すべての殺人鬼のプレステージをレベル3まで上げた場合、原則的にすべての固有パークが全殺人鬼を対象に使用可能になります。 引き続きプレステージレベル4、5、6に到達すると、レベルが上がるごとにそのキャラクターの血塗れスキンの新たな部位がアン ロックされます。さらにプレステージレベル7、8、9に到達すると、該当キャラクターの各固有パークに応じた特別な魔よけが手に入ります。
なお、今後プレステージレベルの上限は100となり、プレステージレベルが上がった際にパーク、アイテム、オファリング、アドオンが手元に残るようになります。 複数のキャラクターでパークを解放するためにすでに時間とブラッドポイントをつぎ込んだという人でも、解放済みのパーク数に応じて適切なプレステージレベルが適用されるのでご安心ください。当アップデート実装以前にプレステージレベル3に到達済みの場合は、その実績の証としてキャラクター選択画面で特別なプレステージアイコンが表示されます。 さらに具体的な詳細はこちらの開発チームアップデートをご覧ください。
マッチメイキングボーナス
時に殺人鬼の待ち時間が長かったり、生存者をプレイしたいプレイヤーが待たされたりすることもありますよね。そんな待ち時間の解消を目指し、新しいシステム「マッチメイキングボーナス」が実装されます。 時間帯や地域によりますが、需要の高い役割を選んだ報酬として25%~100%のブラッドポイントボーナスが与えられます。
ゲーム基本部分への変更
パークの大型バランス調整に加え、そもそもバランスの偏りの原因になっていた基本的なゲームプレイに関する問題に対処するため、基準値のバランス調整も実装することになりました。これらの変更が、平均的なマッチにおいてより多様で楽しめる体験を実現するための前向きな一歩になることを願っています。
発電機
「イタチが飛び出した」、「呪術:破滅」、そして最近人気の「悶絶のフック:共鳴する苦痛」が強パークとして定着していて、頼りになる遅延パークを多くの殺人鬼プレイヤーが重宝しているのは明らかな事実です。遅延の強パークは強さの調整が行われますが、一方で発電機の修理進行速度に関する意見も把握していました。 今後は、発電機は次の2つの基本事項が変更されます。
- 発電機が修理完了するまでの所要時間が80秒から90秒に変更。
- 発電機を破壊すると通常の後退が開始する前に最大進行度から2.5%の修理進行度が即座に失われる。
これらの変更がいくつかのパークのポテンシャルを高め、「発電機ちょん触り」の有効な対応策として機能して、発電機を積極的に破壊する殺人鬼に報いることを願います。また、トンネル行為(殺人鬼が1人を集中的に狙う)の新たな対応策と平行して、これらの調整がどう機能するのかも慎重にモニタリングしていきます。そしてトンネル行為と言えば…
トンネル行為
殺人鬼の強パークが発電機の修理速度を後退させる遅延系に集中している一方で、生存者の間では「デッド・ハード」、「決死の一撃」、「与えられた猶予」など、特定の死を回避するセカンドチャンスを与える強パークが人気です。
これらの強パークの多くは、「トンネル」と呼ばれる、フックに吊るされた後で繰り返しターゲットになる戦法の対抗策になります。これらのパークを楽しさの対極と捉える人もいれば、有効な戦略だと考える人もいます。どの立ち位置にいようとも、この問題に関してはコミュニティ間で沸き起こる複雑 な話題となっています。ともあれ、強パークの調整において基本部分の変更がなければ意味がないという事実は変わりません。
今後、生存者はフックに吊るされた時に5秒間我慢のステータス効果を得るほか、短時間だけ7%の迅速の効果も得ます。これにより殺人鬼側に、1人のターゲットに一点集中しないことにメリットを感じてもらい、儀式開始時に「与えられた猶予」の装備を見ても死刑宣告された気分にならないようになってほしいと思います。 発電機のアップデートの実装後は、これらの調整が公平でバランスの取れたゲーム性につながっているか、経過を注視していく予定です。
殺人鬼のバランス調整
端的に言うと、平均の殺傷率は開発チームが期待するよりも低いというのが現状です。作り手の理想を言えば、殺人鬼は制止不能な存在と見なされるべきで、私たちはその理想に向かって対策を講じているつもりです。そこでゲームの基本部分への変更に伴い、殺人鬼にもいくつかの小規模なバランス調整を実装することにしました。
この調整をもって殺人鬼は、破壊可能な壁、パレット、発電機の破壊速度が10%アップします。また、通常攻撃の成功時に発生するクールダウンが10%短縮され、攻撃が命中した生存者は一定時間の速度上昇を得ます。さらに血の渇望にも若干の調整を行い、ティア2およびティア3の発動のタイミングを早めました。
ゲームの基本部分への変更に関する具体的な詳細は、こちらの開発チームアップデート最新版をご覧ください。
パークのアップデート
今回、開発チームでは殺人鬼と生存者それぞれで最も使用されているすべての強パークをはじめとする、合計40種類のパークの調整を正式に行いました。当記事では該当する全パークの紹介はしませんので、各パークの調整詳細については最新の開発チームアップデートをご覧ください 。 各役割の顕著な強パーク調整の一覧は以下のとおりです。
生存者
- デッド・ハード・・・距離を稼ぐことができなくなります。
- 決死の一撃・・・終局の崩壊中に効果が解除されます。
- 鋼の意思・・・疲労時に発動しなくなるほか、うめき声の減少率が低下します。
- セルフケア・・・治療速度が低下し、医療キットの効果を廃止します。
- 凍りつく背筋・・・発動の条件として殺人鬼から直接見える位置にいることが追加されました。
- 与えられた猶予・・・フック救助後の我慢の持続時間が上昇します。
殺人鬼
- 堕落の介入・・・生存者が瀕死状態になると解除されます。
- バーベキュー&チリ・・・ブラッドポイントボーナスが廃止されます。
- 呪術:破滅・・・生存者を殺害すると解除されます。
- イタチが飛び出した・・・後退の値が現在の進行度(合計ではない)の20% に減少しました。
- ガラクタいじり・・・発動発電機1台につき1回のみ発動します。
- 誰も死から逃れられない・・・対象の呪いのトーテムのオーラが付近の生存者に表示されます。
- 悶絶のフック:共鳴する苦痛・・・大きな通知音が廃止されます。
両役割の強パーク以外のパークでもいくつか調整を行っています。ここにすべてを掲載するとかなりの分量になるため(義務 として開発チームアップデートのお知らせはしておきますが)、いくつか例を挙げておきます。
生存者
- ディストーション・・・脅威範囲に留まるとトークンが回復するようになります。
- オフレコ・・・フックから救助された後、我慢のステータス効果が長めの時間与えられます。ただし、この効果は目立つアクションを行うと解除されます。
- 怪我の功名・・・他の生存者を治療すると効果時間が回復します。
- サボタージュ・・・悶絶のフックを識別できるようになります。
- 身軽・・・赤い傷マークが出現する間隔を広げ、表示時間が短縮されます。
殺人鬼
- オーバーチャージ・・・発電機の後退速度が30秒かけて400%まで徐々に加速します。
- 景気づけ・・・クールダウンが廃止されます。
- 死を呼ぶ追跡者・・・すべてのオーラの表示時間が2秒延長されます。
- 異形の祭壇・・・地下室のフックが悶絶のフックに置き換わり、殺人鬼が遠くにいる時のエンティティの進行速度が上昇します 。
- 闇の信仰心・・・オブセッションが1段階ダメージを受けると発動するようになります。
- ピエロ恐怖症・・・生存者が脅威範囲内で治療するとスキルチェックの速度が上昇します。
他にも実施した調整は多数に及びますが、ゲームの基本部分への変更と、強パークおよびその他のパークのバランス調整、そして殺人鬼の改良という組み合わせをもって、Dead by Daylightの新時代の基盤を築くという期待を寄せています。これら変更点についての詳細[は、公式フォーラムに](https://forum.deadbydaylight.com/en/discussion/334784/)投稿されたパッチノートをご確認ください。皆さんに当アップデートを実際にプレイしていただくことを楽しみにしています!
では最後にお決まりの言葉を。 また霧の森でお会いしましょう。 The Dead by Daylight team