『Dead by Daylight』の7周年記念配信が実施されましたが、今年も例年通りゲームプレイのバランス調整がいくつか発表されました。
配信を見逃した場合やゲームプレイに関してもっと詳しい情報を確認したい場合は以下をご覧ください。なお、以下に記載されるアップデートの内容と導入時期は今後変更される場合がありますので予めご了承ください。
フェイスキャンプ
キャンプ…それは多くの『Dead by Daylight』プレイヤーにとって、よく耳にする言葉でしょう。まず最初に、今回導入が計画されている対策機能で「キャンプ」が意味することを特定しておきましょう。今回対策の対象となる行為は、長い間プレイヤーの間で不満と議論の対象となってきた「フェイスキャンプ」と呼ばれる行為です。
本ゲームのゲームプレイで「フェイスキャンプ」と言われるのは、殺人鬼がフックに吊るされた生存者の目の前、もしくはそのすぐそばに立ち続けることです。そうすることで、他の生存者がフックに吊るされた生存者を持ち上げて救い出すことを防ぐことができ、殺人鬼が最低限のゲームプレイでその生存者を殺すことを可能にします。
こ の状態は、残り3人の生存者が発電機を修理する時間を得られることにもつながりますが、全体的なゲームプレイが単調になり、その楽しみが減ってしまします。もちろん、キャンプが効果的な戦略である状況が存在しないと言い切ることはできませんが、多くのプレイヤーが不満を持つ行為であることも確かです。
導入が計画されているフェイスキャンプ対策システムは、プレイヤーがフェイスキャンプ行為を受ける状態を防ぐことを目的とし、フェイスキャンプ行為のみを対象とするようデザインされます。今のところ「プロクシキャンプ(近接キャンプ)」と呼ばれるような行為を殺人鬼が行っている状況は、このシステムの対象外となります。つまり、生存者のすぐそばでフェイスキャンプしなければ、このシステムが作動することはないと言うことです。
対策システムはどのように作動しますか?
このシステムにより、生存者が殺人鬼のフェイスキャンプを受けると、その行為が続く限りメーターが貯まっていきます。このメーターはその生存者にのみ表示され、メーターが満タンになると別の生存者の助けなしにフックから逃れることができます。その際、生存者は我慢と迅速のステータス効果を得ます。なお、このシステムはフックの第1段階と第2段階で作動可能です。
何がメーターが貯まる速度に影響しますか?
殺人鬼がそばにいるとメーターが貯まり、その速度はフックに吊るされた生存者との距離が近いほど上昇します。なお、プロクシキャンプや殺人鬼が複数の生存者からフックを守っている状況ではメーターは貯まりません。また、近くに他の生存者がいる場合は、メーターが貯まる速度が低下します。この際、速度がマイナスの値になることはありません。
フェイスキャンプとして認識される距離は?
殺人鬼がフックに吊るされた生存者の5メートル以内にいると、システムのメーターが著しく上昇します。その距離が5メートル~10メートルの間ではメーターが貯まりますが、貯まる速度は5メートル以内の時と比べ低下します。殺人鬼とフックに吊るされた生存者の距離が16メートルを超えると、このシステムは作動しません。また、メーターが貯まっている際、近くに別の生存者がいる場合は、メーターの貯まる速度が低下します。
パークの効果は有効になりますか?
フェイスキャンプ対策システムの効果で生存者がフックから逃れると、「デッド・ハード」や「オフレコ」といった、フックから逃れると発動するパークの効果も有効になります。このシステムでフックから逃れた生存者は、我慢ステータスも得ます。
階層のあるマップではどうなりますか?
この対策システムは「ザ・ゲーム」や「ミッドウィッチ小学校」といった複数の階のあるマップでも導入され、現時点では意図した通り機能すると見られています。ただし、複数の階がある状況では、殺人鬼がフェイスキャンプしていると誤って認識される珍しいケースが出てくる可能性もあるため、システム導入後も状況を観察し続け、必要に応じて調整を行う予定です。
「終局の崩壊」でこのシステムは作動しますか?
いいえ。キャンプ対策システムは、終局の崩壊では無効化されます。
既存マップのバランス調整
リリース済みの非対称型ゲーム で、しかも『Dead by Daylight』のように大量のコンテンツを持つ場合は、定期的にゲームプレイのバランスを調整する必要が出てきます。そのため、これまでにも既存のパーク、能力、アドオン、アイテムの内容をアップデートして調整してきました。今後はそういった変更に加え、既存マップのバランス調整にもこれまで以上に力を入れていきます。
マップのバランスはコミュニティでもよく話題に上っているもので、私たちはチャプター間のアップデートで定期的にマップのバランス調整を導入することを計画しています。マップの中には殺人鬼または生存者のどちらかに有利だと認識されているマップがたくさんあるため、そういった不公平さを取り除き、どのマップでも両方に勝利を狙えるような環境を提供したいと考えています。
この作業はすでに開始されており、これまでに「カラスの巣」、「ブラッド・ロッジ」、「ガス・ヘヴン」に変更を加えてきました。周年配信でも発表されたように、次は「コールドウィンド・ファーム」の世界に注目し、今年の夏に「フラクチャード・カウシェッド」と「ランシッド・アバトワー」を調整する予定で、タイルの配置、問題のあるループ、発電機/トーテムの配置などに変更が加えられます。1対1での対決を狙うなら今のうちです!
アップデートのアプローチ方法
6周年記念配信で発表されたように、昨年はゲーム史上最大規模のパークのバランス調整が実施され、殺人鬼と生存者の40以上のパークに変更が加えられました。この大がかりな調整は必要不可欠なものだと判断されたものの、それを開発して最終的に導入する作業には大変な手間と時間がかかりました。 今年のアップデートでは異なるアプローチを採用し、細かい変更を定期的に導入することを計画しています。新鮮味に欠けるメタゲームはリリース済みのゲームにとって悩みの種になりかねませんが、このアプローチは必要に応じて効率よくパーク、アイテム、アドオンを調整することを可能にします。中間チャプターのアップデートがリリースされる際は、バランス調整に関する情報をお見逃しなく。
こういったアップデートに関する記事を読んでくださるプレイヤーやコンテンツクリエイターの皆さんに心から感謝いたします。7周年記念配信で発表された内容を確認したあとは、次のPTBでプレイ可能なチャプター「通信終了」をお試しください。このチャプターにはシンギュラリティ、ガブリエル・ソーマ、トーバ着陸地点マップ、新しいパークなどが登場します。
こちら から7周年記念配信で発表された「クオリティ・オブ・ライフの向上」の内容も確認できます。