ツインズの伝承
結合した双子であるシャルロット・デエとヴィクトル・デエの中にあった喜びや善良さは、母親の死とともに消え去った。檻に入れられ、古い木造の聖堂へと輸送された2人は黒いマントに身を包んだ謎の集団に売られる。ヴィクトルは猛獣のような狂暴さで近づく者たちを威嚇し、爪で引っかいたり噛みついたりした。彼を鎮める唯一の安らぎを与えられたのが、姉の抱擁だった。弟以外の全ての人間を憎むシャルロットにとって、弟の守護者であることは生きがいだった。
シャルロット・デエは、結合した双子の弟・ヴィクトルを解き放って操ることができる。ヴィクトルが狩りを終えるまでシャルロットは休止状態となり、その間にヴィクトルは高速で移動しながら目標に飛びかかり、相手を衰弱させたり負傷させたりする。ヴィクトルで生存者をダウンさせ、シャルロットでフックに吊るすという容赦ない連携によって、どれほど練りに練った計画でもあっさり打ち砕く。