デススリンガーの伝承
カレブ・クインは生まれながらの発明家だった。幼い頃、いじめっ子たちに罰を与えるようと複雑な拷問器具を設計した。年齢と共に彼の技術は磨かれ、鉄道業界で革命の先陣を切るまでになった。ある日、上司に騙されたことを知ったカレブは、相手が血まみれの肉塊になるまでその顔を殴りつづけた。その後15年間、民間刑務所に入れられたものの、彼の性格が穏やかになることはなかった。自由を得る代わりにクインは、無法者たちを監房に入れる任務を言い渡された。それは賞金稼ぎとしての、血塗られた闇の道をひたすら堕ちていくことを意味していた。