クエンティン・スミスの伝承
借りた本がどれほど変わっていても、クエンティンが図書館で目立つことはなかった。彼は共有夢の世界や明晰夢、夢世界のコントロール方法などに関するありとあらゆる資料を見つけ出しては、それらの本を読み漁った。薬やエナジードリンクを習慣的に摂取し、眠ることも惜しんで読んだ古い書物から彼が調べていたのは、夢に棲みつく悪魔に関する言い伝えだった。夢に人間を閉じ込め、恐怖を糧に生きる悪魔。彼が急いで調べていたのは、近いうちにフレディがやってくることを知っていたからだ。
睡眠不足だが意思の固いクエンティン・スミスは、協調性の価値について知り尽くしている。終わりのない悪夢の中に囚われた時でさえ彼は常に冷静さを保ち、癒やしの存在となって周囲の人間に援助と助言を与える。
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